いきなりたくさんは読めませんが、徐々に読書ペースが戻ってきたような気がします。
今、短編が多いので感想をTwitterの方にアップするのもなんだかなーと思い、こっちにまとめて書いちゃおう!と思います。
読書日記
全集の中で、読み終わった話の簡単なまとめと感想を書きます。
それぞれ数ページの短い話でした。
- 『松林』
彼とペットの犬の話で、じゃれあっている感じの話。
読解力ないからようわかりませんね。すみません。
なんとなく、切ない感じがありました。
- 『花束』
昔は幸せだったと思うことを、追憶の溜息と言い、昔の自分の方が幸せだったと人は思うでしょう。というような前置きがあり、教師をしていた頃、兄弟の生徒とかんこという小舟に乗り帰る途中曳船がおり、その船に近づく話。
過去は、どうしても美化される。過去の栄光とか言いますし。
けれど、その過去があるから生きられる人もいるので、「追憶の溜息」はちょっとはあっていいかなと思いました。自分自身も無意識にやっているかもしれません。
- 『詩集「嵐の夜空」』
堺さんと弓子ちゃんは一緒に散歩をしていて、途中台町の空屋敷へと行った。
そこは、昔堺さんが住んでいた所に近く、その屋敷に住んでいた病気のお姉さんのところによく遊びに行っていた。
堺さんが、その時の話を弓子ちゃんに聞かせる。
こちらも過去の話。
人に話を聞かすのは基本過去の話ですよね。
堺さんとそのお姉さんの関係が、なんとなく羨ましい。
私にも近所にそう言う仲の良いお姉さんが欲しかったと思ってしまう。
堺さんが、廃墟を見て物思いに耽るのも仕方ないと思います。これも、ある意味「追憶の溜息」なのかもしれませんね。