今回は、松崎有理さんの『シュレーディンガーの少女』の感想です。
目次
あらすじ
太っている人の人権がなくなるような世界や、65歳頃になったら死ぬ世界、
数学を使ったら処罰を与えられてしまう世界などの短編集。
感想
帯にディストピア世界との記載があったので思わず購入。
どの短編集もディストピアな話でした。
一番気に入った話は、『六十五歳デス』。
65歳の誕生日あたりになったら、苦痛もなく死ぬ世界。
その世界で死への恐怖がある人に対してセラピーを行っている64歳の女性の話。
この女性がとてもクールで良い!
色々なことに達観している感じもあり、惹かれる。
最後もいい終わり方していて、とても満足しました。