本をよるべに

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『ドードー鳥と孤独鳥』

今回は、川端裕人さんの『ドードー鳥と孤独鳥』の感想です。

目次

あらすじ

小学校で出会った、タマキとケイナはドードー鳥と孤独鳥に興味を持つ。
ケイナは転校してしまい、離れてしまうが二人はそれぞれの方法でドードー鳥と孤独鳥を追う。

感想

評判良さそうなので、何となく購入。
ドードー鳥が不思議の国のアリスに出てくることも知らなかったし、両方の鳥が絶滅していることも知らずに読んでみた。
あまり期待していなかったのですが、面白かった。
絶滅した鳥を追うことなんて考えたこともなかったし、ゲノムとかで遺伝子を操作して素養を持った鳥を誕生させることができることも知った。
生物学や遺伝子の知識がなくても、話が面白くて読みやすい。
こんな活動もあるのかと、色々と知ることができた。

ケイナは天才なんだろうな。
ただ、行き過ぎるとマッドサイエンティストみたいになりそう。
自分の興味を突き詰めるのはいいことだと思うけど、ブレーキ役いないとダメだよね。
タマキがそういう風にストップかけるような人になれてよかった。

久々に読了後満足した気持ちになりました。