やっと宙ぶらりんな生活から離れる日にちが決まりました。
今まで、休職してたわけですが復職です。
そうなるとこうやって、だいたい毎日書いていた記録も1.2週間に1回とかになりそうです。
ただ、まだ、フル復帰ではないので読書時間は確保できそうです。
今日もボチボチ短編三昧です。
しかし、次からは『第七官界彷徨』なので久々の長編です。
代表作でもあるので、楽しみです。
読書日記
全集の中で、読み終わった話の簡単なまとめと感想を書きます。
今回もそれぞれ数ページの短い話でした。
『捧ぐる言葉』
カイゼルと佐藤春夫氏のそれぞれの話。
ファンタジー寄りといいますか、幻想といいますか…。
私にはよくわからない話でした。『木犀』
私の恋の話。
なんですが、私にはちょっとよくわからない。『アップルパイの午後』
戯曲のような記載がされている。
兄と妹の喧嘩が書かれている。
お互いをヒステリックと言っているが、ほんとやかましい二人だなと思う。
話のテンポが軽く早くて、読みやすかった。
最後唐突すぎてビックリしました。
いきなり乱暴なことをするなと。
でも、ちょっと不思議で面白く読めました。
- 『新嫉妬価値』
耳鳴りを持つ男が、耳鳴りが起こるのが嫌なので何処かに行こうとして歩くと、背中に変な感触を感じ振り向こうとしたところ、いつの間にか二人づれが前を歩いていた。
こちらはもちょっと理解しづらい感じでした。
ただ、耳鳴りが言葉を話すというのは面白い。
二人づれの女と男の関係は恋人関係なのだろうか。
- 『途上にて』
以前女友達と歩いていた状況と同じ状況に偶然会い、女と行ったパン屋へ行くとそこも変わっていなかった。
そこに中世紀氏に2年ぶりに遭遇し、一緒に歩きながら話すことになった。
中世紀氏という父親に暗示をかけられて医者の勉強をしていたかと思えば、暗示が解けたら賛美歌の練習をするようになるなんて、この人天才的な人なんでしょう。
暗示だけで医者になれないでしょうし。
主人公は、なんとなく冴えない一人暮らしのような感じがしました。なんとなくですが。
屋根裏部屋に、住んでるとのことだったので『詩人の靴』の続編なのでしょうか。
読書記録
8/10
- 『定本 尾崎翠全集 上巻』尾崎翠 筑摩書房
224p〜236p 『捧ぐる言葉』(読了)、『木犀』(読了)、『途上にて』 - 『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 村上春樹 文藝春秋
189p〜212p
8/11