『定本 尾崎翠全集 上巻』が、読み終わりました。
ゆっくり読んでいた感じですね。
ハードカバーで持ち歩きは出来ないので、自宅で読むしかないのですが、最近どうしても自宅で読むハードルがなぜか上がっていてなかなか読めなくて…。
自分自身、気力がないものでそのせいだとはわかっているのですが…。
職場で文庫本を休憩がてら読めるので、そちらで読書を楽しみます。
下巻に入る前に有川さんの本を先に読みます。
読書日記
全集の感想をこちらに。
『歩行』
『第七官界彷徨』と同じ登場人物である町子や一助が登場します。
まだ、町子が祖母と一緒にくらしているので、『第七官界彷徨』の話の前の話なのかなと思いました。
『第七官界彷徨』の時には、町子には恋人が出来ているのですが、『歩行』に出てくる幸田当八氏ではないのだろうと思いました。
にしても、恋煩いっぽさを運動不足と勘違いする祖母は町子のことを本当に心配してるのですね。
『第七官界彷徨』でも、町子のことを思いやる場面がありすし。
そういえば、両作品にも両親は出てこないですね。
両親は、なんとなく亡くなられてるような気がしなくもない。『こほろぎ嬢』
ここにも、幸田当八氏が登場してるじゃないか!っていうのが驚き。
彼女のところにも、幸田当八氏が来たのでしょう。
こほろぎ嬢のことについて、近しい第三者目線で語られてました。
途中、別の話が登場してその登場人物にこほろぎ嬢は恋をするというお話でした。『地下室アントンの一夜』 あら、幸田当八氏が登場してるではないですか。
そして町子も名前だけ登場している。
世界は前後しているかもしれませんが、繋がっているかのように見えます。
だからと言って、町子の恋人が誰なのかはわかりませんでした。
今回は、歩行で最終的にお萩を届けに行った先の詩人についての話が主です。
学者、詩人、医者と繋がってる世界で見てきましたが、それぞれ個性的でみんなモノを考える賢い方達なのだと感じました。
読書記録
9/25
9/27
9/29
10/2
10/3
- 『みとりねこ』 有川ひろ 講談社
20p〜52p