今回読んだ本です。
目次
購入理由
山尾悠子さんにはまっているので、買いました。
本の体裁が上品。
本の内容
15の話が書かれています。
その中で気に入った3つの紹介をします。
ゴルゴンゾーラ大王あるいは草の冠
蛙たちの王、ゴルゴンゾーラ大王が蛙たちの間で流行っている奇病の対策に悩んでいたところに、蛇の女王から助力をいただき、大王が実行する話。美神の通過
エティンという何もない荒野に、美神が降臨するという噂が流れ、女たちがエティンで美神を待ち構える話。影盗みの話
人の魂の顔を赤アザで覆われた右手で作る影盗みについて書かれた話。
気に入った登場人物
『ゴルゴンゾーラ大王あるいは草の冠』に登場する蛇の女王。
蛙の大王のことや他の蛙たちのことも心配しつつ、とても上品に歩詰まっていたため。
感想
どの話も完全には理解することは難しい。
ただ、世界観に酔いしれていただけなのかもしれない。
後半になると、夜の宮殿が登場し『 山の人魚と虚ろの王』でもこの宮殿登場したなと思った。
なんとなく、宮殿に親しみのようようなものを持った。
短編ばかりだったので、不思議なものが数多く読了後にものこっているが、世界観にやられ曖昧でも何となくそんなものだと思ってしまう世界観だった。
この本を勧めたい人
- 山尾悠子さんが好きな人
- 幻想系の話が好きな人
- 話が終わっても曖昧な感じが気にならない人。