下記全集に載っている『第七官界彷徨』を読みました。
目次
購入理由
全集のため省略。
主な登場人物
小野町子
第七官に響くような詩を書こうとしてる。 また、第七官とは何かを探っている。 小野家の末っ子。小野一助
分裂心理学を学ぶ医者。 小野家の長男。小野ニ助
肥やしとそれを使用した蘇の恋愛を研究をし、論文を書いている。 小野家の次男。佐田三五朗
小野家とは従兄弟の関係。 3人と一緒に住んでいる。 音楽大学一浪中。
本の内容
町子は、祖母と一緒に住んでいたが一助たちが住んでいる家に移り住む。
そこでは、皆がそれぞれ勉学に励んでいることから町子も詩を書こうとするが、なかなかうまくいかない。
そんな中、一助が恋したり、ニ助の研究に問題が発生したりと日常的な中で問題が発生していく。
気に入った登場人物
今回共感するような人物はいませんでした。 ただ、三五朗の勝手さ、思い込みによって町子が、嫌な思いするのが嫌で三五朗に対していい感情を持てませんでした。
感想
主な登場人物それぞれが、自分の世界を持っていて、そしてそれが全て個性的で面白い。
日常的とは言い難い事件みたいなことが起きて、町子が巻き込まれたり、三五朗のせいで巻き込まれてしまったりする。
そんな町子も自分がやりたいことを、手探りで探したりしながら家事をして、結構根性みたいなのがある女の子なんだなと感じました。
全体的に、大事件とか発生はしないですが読んでて穏やかな気持ちになるような一冊でした。
この本を勧めたい人
- シェアハウスみたいな合宿所みたいな話を読みたい人
- それぞれの登場人物の話を淡々と読みたい人