本をよるべに

本を読んだ感想や日々のことを思うままに書いてます

僕とブラフマンが過ごした一夏の話『ブラフマンの埋葬』

今回読んだ本です。

目次

購入理由

小川洋子さんの本を、wikipediaに載っている順に読んでいるため。

主な登場人物


  • 創作者の家という、芸術家なら誰でも住んで良い家を管理している。
    怪我していたブラフマンを保護し、飼育している。

  • ブラフマン
    不思議な生き物。
    はっきりと何の動物か書かれていない。
    人懐っこい。

  • 碑文彫刻師
    創作者の家に住んでいる人の中で、唯一僕と親しく話す。
    ある意味ブラフマン命名者。

  • 雑貨屋の娘
    土曜日に彼氏らしき男を駅に迎えに行き、一緒に歩いている。 僕と一緒に運転の練習をしている。

本の内容

創作者の家を管理している僕は、さまざまな芸術家の世話をしていた。
そこに怪我をしたブラフマンが現れ、手当てをし一緒に一夏を過ごした話。

気に入った登場人物

  • 碑文彫刻師
    職人肌のところがあり、ぶっきらぼうなところもあるが、ブラフマンの事について揉め事が起きた際に、さりげなくブラフマンや僕を庇ったり、黙々と作業しているところがザ・職人という感じがしたから。

感想

ブラフマンが何なのか最後までわからなかったが、タイトルからして読んでる最中、最後嫌な感じがするなと思いました。
本当、タイトルって感じです。

終盤あたり、雑貨屋の娘が凄くワガママといいますか図々しい感じがして驚いた。
ある意味、娘とその彼氏らしき男の秘密の場所に、ブラフマン踏み入った腹いせのようにも感じられた。
凄い無理矢理感があって、嫌な予感が凄いして読むのがちょっと嫌でした。

この本を勧めたい人

  • 動物が出てくる話しが好きな人。
  • 旅館みたいに管理している話を読みたい人。