本をよるべに

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『聖アントワヌの誘惑』

今回は、フローベールの『聖アントワヌの誘惑』の感想です。

目次

あらすじ

アントワヌが、神や幻獣などの様々な幻影を見て怯えたり歓喜したりする。

感想

感情教育が面白かったのでこちらを買ってみた。
マクベスみたいな、脚本的な感じの文章で慣れるまではちょっと読むのが大変でした。
クセが強かった。
慣れてからはマシになりました。

聖と名前の上につくのでキリスト教的なものが出てくるかと思いました。
予想通り神や三位一体とか出てくるのですが、スフィンクスとかギリシャ神話の神とか出てきて、
ごちゃごちゃしててそれはそれで面白い。

アントワヌは、いろんなものを見て恐れたり喜んだりしてたのですが、
なんとなく小心者のような感じだけどなんか憎めない感じでした。

ちょっと他のフローベールの本で、フローベール再チャレンジしたい。