今回は、スタンダールの『恋愛論(上)』の感想です。
恋愛論かー、ちょっと面白そうと思って買ってみました。
目次
あらすじ
スタンダールが考える、恋愛について書かれてます。
スタンダールから見た、ヨーロッパの国ごとの恋愛についても書かれてたりします。
ちょっと偏見あるかも。
感想
恋に落ちた後どのようなことが起きるか書かれてあり、今より若くて感情の起伏が激しかった頃のことを思い出しました。
スタンダールの言う、「結晶作用」、とてもわかる。
相手のどんな欠点でも素敵に見えたりして、どんどん素敵な結晶で相手を覆い尽くしていき、本来の相手からかけ離れた相手像を作ってしまう。
色眼鏡というか、偏見というか…。
なんでそんなこと起きちゃうんでしょうね。
結構古い本だと思うので、女はこうだー男はこうだーって書かれてます。
最近、海外の古い作品読んでるのでなるほどと思うことがいくつかありました。
スタンダールがこの本を執筆した当時の時代の海外文学を読む時には、役立つかもしれません。
恋愛絡む作品限定ですが。
上巻はなるほどと思うことがありましたが、下巻はどうなんでしょうか。