本をよるべに

本を読んだ感想や日々のことを思うままに書いてます

『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』

今回は、サリンジャーの『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』の感想です。

目次

あらすじ

サンドイッチの方は短編集で、
ライ麦畑でつかまえてに出てくるホールデンくんの話や、その兄弟の話がある。

ハプワースの方は、子供の手紙形式のお話になっている。

感想

口語体の長文が苦手なんですが、しかも子供の口語体となっているためハプワースは挫折。
頑張って読み切ることはできませんでした。

サンドイッチの方は、前半の話たちはなんとなく繋がっている。
予備知識なしで読んでたので、なんかデジャヴ感あるなと思って調べたら、
ライ麦畑でつかまえて』に登場する人物の話か!となってスッキリ。
戦争関連の話が顔を見せる話があるので、どうしても暗くなってしまう。
やるせなさが積もる。

後半の話たちは、なんか明るい現代の子のパワー溢れてるお話で、
暗さが吹き飛び後味は良いと思いました。