本をよるべに

本を読んだ感想や日々のことを思うままに書いてます

きっかけにしたかったが

今日は、谷崎潤一郎さんの誕生日だそうです。
誕生日をきっかけに、ちょっとだけ全集に手を出してみようか…と思ったのですが、連載されてる食堂のおばちゃんシリーズ読みたくて、そっち優先しちゃいました。

読書日記

『ユートロニカのこちら側』は読み終わったので、記事にしました。

『ユートロニカのこちら側』小川哲 ハヤカワ文庫

ラジコンになることを選ばなければメンバーから外されるんだ。どう選択するうかは実質的に最初から決まっているのさ。 (p45)

デキレースでもないけれど、選択肢はあるようでないただのイエスマンになる事を避けられないような感じで、とても嫌ですね。
自分の頭で考えることを否定されているかのよう。

頭ではわかっていても、欲求に負けて割りに合わないことをしてしまうのが人間だ。 (p144)

誘惑に負けてしまうんですよね。
あと、射幸心でしたっけ。煽ってしまうと、のめり込んでしまうとかありますし。
そもそも3大欲求って言葉がある時点で欲求には負けちゃうと思います。

自分たちが思っているよりもずっと、「どうやって書きはじめるか」、それによって全体の多くが決まってしまうのだ。 (p209)

出だしが肝心的なものですかね。
終わりよければ全て良し的な感じになるまで大変な道のりになってしまう感じなのでしょうか。

読書記録

  • 『ユートロニカのこちら側』 小川哲 ハヤカワ文庫
    28p〜331p (完読)
  • 『焼肉で勝負! 食堂のおばちゃん10』 山口恵以子 ハルキ文庫
    p1〜p232 (完読)
  • 『角砂糖の日』 山尾悠子 LIBRAIRIE 6
    p1〜p100(完読)