今日はオリンピックの開会式ですね。 読みたいなと思っていた、下記の本が頭をよぎりました。
タイトルにオリンピックって書いてるからという単純な話ですが。それと、私がこの本欲しいといのもありますね。 『DIVE!!』もかなと思いましたが、オリンピックを目指す話だから一応、話には出るからセーフ!読書日記
『風姿花伝・花鏡』は読み終わったので、記事にしました。
『風姿花伝・花鏡』世阿弥 タチバナ教養文庫
※現代語訳の方しか読んでません。
ただ、どこまでも注意すべきは、自分の気のつかぬうちに「善い年功」が停滞し、「悪い年功」になってゆくことなのである。 (p278)
停滞も気がつかず、悪くなっていることさえも気がつかなくなっているのは、恐ろしいと感じてしまう。
「生が去り死がやってくるのは、ちょうど棚の上の操り人形が、操り糸の切れるやいなや、ガラガラとぶっ倒れるようなぐあいだ」といわれれる。これは、生死の世界をめぐり迷っている人間のありさまを譬えたものである。 (p282)
ゾッとするような例えだと感じました。
儚い感じではなく、あっという間で破壊に近いようなニュアンス。
ちょっとしたことで一気に崩れるかのようで、怖いですね。